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「考える力を伸ばす」ための授業とGPS-Academicの評価基準に親和性の高さを感じた
医学部の初年次教育のうち、私が担当する「化学Ⅰ」「化学実験」という必修科目でGPS-Academicを活用しています。初めて導入した今回(2018年4月実施)は、授業時間を利用して1年生全員に受検してもらいました。以前より「考える実験」と題して、化学実験を通して考える力を鍛えるトレーニングを行っています。テーマに応じた実験方法を自分たちで考え、「なぜそうなるか?」を掘り下げた考察を行う授業です。
難関と言われる慶應義塾大学医学部には、優秀な学生が集まるものの、インプット中心の考え方から脱却できていない人も多いのが実状です。つまり、知識を暗記して正解にたどり着くことはできても、「この方程式は本当に正しいのか」「この実験方法で本当に正しい結果が得られるのか」といった問いには答えられない。こうした思考停止状態を打破するために、初年次教育として「考える実験」のような授業を行っているのです。
ただし、「考える力」「思考力」を評価するのは難しく、その方法を探していました。GPS-Academicは、その評価基準に授業との親和性の高さを感じ、今回の導入に至りました。