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文系だけでなく理工系の学生にも「思考力」「表現力」が求められる
AIが活躍する次世代の社会では、人間の職業が大きく変わると言われています。学生たちが羽ばたいていく社会でどのような人材が求められるのか。これは、我々のような理工系大学共通のテーマです。
工学院大学では、この高度IT化・グローバル化の時代を「生き抜く力」の養成に力を入れています。大切なのは、理工系の学びを通して鍛えた「思考力」、そして「表現力」だと考えています。せっかくの専門知識も「考えて応用する力」「発信して周囲を巻き込む力」がなければ、社会にインパクトを与えることはできません。文系の学生に必要だと思われがちな「思考力」や「表現力」は、理工系の学生にこそ必要なのです。
そこで工学院大学では、1年次から論理的思考力を鍛える「ロジカルライティング」という共通科目を設置。それを2年次以降の「キャリアデザイン科目」と連携し、早期から「思考力」と「表現力」の土台づくりを行っています。こうした科目群において、必要になるのが身につけた力を評価するための指標です。そこで、「思考力」の評価基準を持つGPSに興味を持ちました。