学生、教職員ともに
アセスメントへの理解が徐々に浸透
客観的な評価ベースの取り組みを促す

学生指導 キャリア教育

事務部 学習支援システム課

中本 一康課長(左)
竹中 直弘主任(右)

導入目的

  • 結果を個別に学生へフィードバックすることにより、学生生活の振り返りや学びの動機付けを行う
  • フォローアップ講座でキャリアへの意識を醸成する
  • 学修成果を客観的なデータで可視化し、教学IRにつなげる

point
01

アセスメントの実施形態をCBT形式へ移行し、職員の労力を大幅削減

本学では2018年度のGPS-Academic導入に先駆けて、同じベネッセ i-キャリアの「大学生基礎力レポートⅡ」を導入していました。2年間の実施により同アセスメントの学内認知が高まっていたため、「詳細なデータやアドバイスを記した帳票により、学生が自身の強み・弱みを振り返り、今後の学びやキャリアの指針にできる」「入試形態やGPA等、他のデータとの紐付けや、他大学の学生との比較により、教学IRに資するデータが得られる」といった同様の特徴を引き継ぐGPS-Academicの導入は、スムーズに進みました。GPS-Academicはアセスメントとしての性質がより強く、客観性の高い能力測定がなされるため、学生にとっても大学にとっても、俯瞰的に学生の位置を確かめられる点に期待が持てました。
一方、GPS-Academic導入を機に学内におけるアセスメントの実施形態をPBT形式からCBT形式へ変えることは悩んだ末の決断でした。ネットにつながったパソコンがあればいつでもどこでも受けられる利便性はメリットである反面、教室に学生を集めて受検させる方法に比べて受検率の低下が懸念されました。しかし、教務が導入しているWEB履修登録システムの9割以上が学外のパソコンからのアクセスであることをふまえ、導入を決断。結果、任意受検ながら76.4%と、これまでと同等の受検率を確保できたばかりか、運営担当者の負担も大幅に削減することができました。PBT形式では複数名が奔走していましたが、CBT形式では実質1人の担当者が大部分の業務をまかない、余剰分の労力を学生のフォローにあてることもできました。

point
02

アセスメントへの理解が浸透し、学内での結果活用の場が広がっている

本学は、「大学生基礎力レポートⅡ」とGPS-Academicの実施を合わせれば3年目となります。2018年度は、結果報告会を各学部の教授会で行うことができ、アセスメントに対する教員の理解が進んできたことを嬉しく思います。活用に積極的な経営学部では、学部が保持している出席や成績等のデータとGPS-Academicの結果をリンクさせて、カリキュラム改革の基礎資料としています。また人文学部では2年次初頭の実施を「初年次教育の効果測定」と捉え、教育内容の見直しに活用しています。こうした学修成果を客観的なデータで可視化し、教学IRを行っていく動きをさらに他学部に波及させることが2019年度の目標の一つです。また、学生の感想を見ると、「大学の授業が、思考力の養成に役立つことがわかった」「社会で求められる力のイメージがつかめ、弱点を補う意欲がわいた」など、学生生活の意義をかみしめ、意欲が喚起されている様子もうかがえます。今後は受検率をさらに向上させるとともに、入学直後のタイミングなど受検機会を増やすことを検討していきます。

保護者に送付している受検案内

保護者に送付している受検案内

受検の意義を告知するほか、費用は大学負担であることを伝え、実施期間などを記した書類を同封している。これにより、保護者からも受検を促してもらうようにしたところ、「我が子にぜひ受けさせてほしい」といった声が多数寄せられた。

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セミナー動画

  • 2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
    ~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~
    「学生の振り返り・マッチングの機会としてのアセスメント活用

  • 外部アセスメント活用オンラインセミナー
    ~大学におけるキャリア支援のアップデートにむけて~