GPS-Academic Global Proficiency Skills program

ご活用事例

GPS-Academicのご活用場面

GPS-Academicはアセスメントツールとして、「教育活動成果の可視化」
「入試改革や教学改革、大学認証評価に必要な基礎データの収集」「学生の動機づけ」等、
さまざまなシーンでお役立ていただけます。

ご活用事例(記事)

植草学園大学・短期大学

面談に客観的定量データを活用し
学生一人ひとりを理解することにより
学修者本位の教育の実現へ

植草学園大学副学長・教学改革推進センター長 桑名 俊一 教授

学園事務局総務課・教学改革推進センター IR部門 飯田 勇輝 様

導入目的

学生との面談に活用し、学修支援を促進する
アセスメント結果を分析し、学修意欲を維持する工夫を模索する
データを授業改善に活用し、学修者本位の教育を実現する

面談にデータを取り入れることで、学生サポートの拡充を実現。

 植草学園大学は発達教育学部、保健医療学部の2学部を設置した私立大学です。発達教育学部は主に保育士や小学校教諭・特別支援学校教諭として活躍する人材の育成を、保健医療学部は理学療法士や作業療法士として社会を支える人材の育成をめざしています。さらに、植草学園短期大学のこども未来学科では保育士や幼稚園教諭の育成に力を注いでいます。
 本学は2020年度よりアセスメントツール「GPS-Academic」を導入し、その活用を始めました。このアセスメント結果を学生面談に取り入れ、きめ細やかな支援につなげている点が特徴です。本学は、これまでも年2回の定期面談に加え、悩んでいる様子が見られる学生には積極的に声をかけて学修や進路についての相談に乗るなど、手厚いサポートを行なってきました。面談の際は学生の履修記録や授業成績などを資料にしていましたが、これにアセスメントの結果を加えることで、学生の個性や置かれている状況をより多角的に把握できるようになりました。
 さらに、面談に客観的データを交えることで、学生がアドバイスを受け入れやすくなったというメリットも感じています。大学生は精神的に大人ではありますが、経験が浅く、深い自己理解ができているわけではありません。思い込みだけで「自分は、こうだから」と主張する学生も少なからずいます。アセスメントツール導入後は、定量的なデータを交えて話すことで、「こういう視点でも考えることができるのでは?」という提案を、説得力を持ってできるようになっています。
 また、中には自己肯定感に乏しい学生もいますが、「こういう能力は高く評価されているから大丈夫」など、データを示しながらアドバイスすることで、学生を勇気づけ、後押しすることができるようになりました。このように、アセスメント結果は、主観的な自己像と客観的な自己像のズレを明らかにし、それについて教員と学生本人がディスカッションするための有効なツールだと言えるでしょう。
 さらに、アセスメントツールの中で実施する「学生意識アンケート」も学生支援の役に立っています。特に2020年度はコロナ禍ということで、学生と対面する機会が減りましたが、アンケート結果を見ることで、学生の不安を把握することができました。
 なお、本学では希望があれば保護者面談も実施しており、学生の成長について説明する際にも、アセスメントの結果を活用しています。これは保護者と学生本人の会話のきっかけにもなっているようです。

データをIRで分析。学修意欲向上の施策、学修者本位の教育につなげる。

 今後はアセスメントの結果をIR部門で分析をして、教育改善に生かしていく予定です。初年度の結果分析は、すでに着手しています。アンケート項目に因子分析をかけたところ、新入生のペルソナが明らかになってきました。例えば、新入生は単位が取りづらい科目であっても、興味があればそれを履修し、積極的に学修しようという意識が見られました。このモチベーションを高く維持するしくみを設ければ、学生は主体的に学びに向かうようになり、学修の質を高めることができるでしょう。学生主体の教育の実現につながるのではないかと考えています。
 さらに一歩踏み込んで、授業内容の再構築や教授法の改善も図っていくつもりです。そのためには、「今、本学が提供している授業・教育活動が、学生の汎用的能力の伸長にどうつながっているのか」を明らかにしていく必要があるでしょう。また、既存科目の連携を強化し、カリキュラム全体の教育効果を上げていくことも欠かせません。これを実現するためにも教学改革推進センターにおいて、さらにデータを蓄積し分析することで、これまで以上に「学生の成長につながる教育」を展開していきたいと考えています。

GPS-Academic結果を活用した面談の様子と実際の学生・先生のお声

GPS-Academicを活用した主体的学修者育成モデル

広島女学院大学

大学の出口を見据え
学生の“気づき”の機会をつくる

FD委員長渡部 佳美 先生 総合学生支援センター長下岡 里英 先生

キャリアセンター長細田 みぎわ 先生 入試部長田頭 紀和 先生

導入目的

GPA以外の多様な目標を学生に提供するため
大学の出口と関連した視点から教学改革を加速させるため

出口との親和性こそ最大の特徴であり、惹かれた点

 本学は以前からベネッセ i-キャリアの「大学生基礎力レポート」をキャリアセンターが主体となり学生基礎力レポートを受検させていました。当時のアセスメントの目的は、大学生活の早期においてキャリア形成に活用することでした。そのため1・2年生のみを対象としており、受検結果を学生のキャリア形成に役立たせるためにガイダンスや自己分析に活用させることが中心でした。キャリアへの活用は十分に行えておりましたが、得られた集団データを分析して何らかの改革に率先して役立てる、ということはしておりませんでした。
 そんな時、大学生基礎力レポートのデータを教学改善に使えないか?と思いベネッセ i-キャリアの担当者に質問した際に紹介されたのがGPS-Academicでした。以前からGPS-Academicは大学生基礎力レポートの後継にあたるアセスメントと聞いておりました。ですので、始めは単純なアセスメントの乗り換えのつもりで内容を聞いていましたが、よく聞くとGPS-Academicで測る思考力、姿勢・態度、経験の測定項目は、大学の出口、つまりは卒業後に活躍するうえで必要な力により直結しているものでした。実際、本学と関わりの深い企業に協力してもらった調査では、学生の能力として重視するものとして、GPS-Academicで測る批判的思考力やレジリエンスによく似たものが挙げられていました。
 この説明を聞き、アセスメントに大学の出口との関連性を見出したとき、その活用方法も、これまでとは違ったものが考えられました。一つは、学生に対する新たな目標の提供です。例えば4年生にGPS-Academicを受検させて、最終的な就職先と突合して分析・可視化をする。そうすると、「この分野に就職した学生はこうした能力が高い」と数値で表すことができます。それはGPAとは違った、別の有効な目標になるでしょう。同様に、我々がどのような人材をどのような方法で育成するのか、各種ポリシーや入試など、様々な教育内容を見直す指標にすることもできます。
 このように、これまでよりも活用の幅の広さを感じたことが、単なる乗り換えではなく、より前向きにGPS-Academicを導入した理由です。

思い切った導入だからこそ、学生に還元できるものも多い

 2020年度に導入したGPS-Academicですが、初年度から全学年で実施しました。我々が重視したのは、出口を見据えた改革です。1年生のみ実施し、その学年が段階的に学年を上げていく4年間を待つのでは時間がかかりすぎる。一方で、各学年間での成長の度合いを測ることも重要ですし、学生には大学にいる間に目標を与えてあげたい、と考えました。そこで、この二つを満たすために導入初年度から全学年での実施に踏み切りました。
 その2020年度、思いもよらなかったのはコロナ禍です。PBTの大学生基礎力レポートだと実施すらおぼつかなかったと思います。本学ではCBTのGPS-Academicに切り替えていたので自宅受検を中心に安全に実施できたことも思わぬ恩恵でした。
 まだ初年度ですので、データを十分に整理することはできていません。ただ、全学年で学期初めに実施している教員との面談では、すでに活用しはじめています。学生に感想を聞いてみると、「自分に対して発見があった」「自分がイメージしている自分像とギャップがあった」と、自分を見つめ直すよい機会になっているようです。
 一方で、教員に対してはFDという形で、ベネッセ i-キャリアの社員に協力してもらい、データについての講習会を行ってもらっています。学内でのデータ整理はまだですが、ベネッセ i-キャリアの力も借りながら、アセスメント自体の浸透と一層の活用を図っていきたいと考えています。
 また今年度の全学的な取り組みとして、DPとGPS-Academicで測る各項目の関連付けにも手をつけています。今後、DPと各科目の内容を再考していくにあたって、GPS-Academicが一つの指標になるでしょう。
 このような形で、GPS-Academicの導入はその効果を様々な面に波及させつつあります。今後は、大社接続の出口データだけでなく、高大接続に関わる入試検証や入学前教育の活用など、より一層活用が広がっていく筈です。そう思い、今後の活用とともに、このアセスメントに期待を寄せています。

千葉商科大学

学生の「個」を伸ばすためにアセスメントを導入。
4年間の一貫した学修&キャリア支援の体制を構築し、高大社接続を強化。


国際教養学部 学部長 宮崎 緑 教授 学部事務課 課長 伊藤 紘太 様

導入目的

「学部で養成する能力が、きちんと身についているか」を多角的に検証するため
学生の成長を促す面談の材料とするため
大学で培った力を可視化し、一人ひとりのキャリア形成を支援するため

 

学生の「個」を伸ばすためにアセスメントを導入

 本学は2020年度から国際教養学部でGPS-Academicを導入しました。アセスメントを導入した最大の狙いは、学生の力を可視化し、彼らの成長を促すためです。
 国際教養学部は、5つの資質(①「幅広い教養」②「課題解決能力」③「情報発信力」④「語学」⑤「海外経験」)を学生に身につけさせることをめざしています。これまでも、「これらの資質をバランス良く身につけられているか」を確認するため、さまざまなツールを用いて学修成果の可視化に取り組んできましたが、「課題の発見・解決」という部分を可視化することはできていませんでした。思考力や資質・態度等を測るアセスメントの導入を検討したのは、この部分における学生の力を明らかにしたかったからです。
 アセスメントはまず、入学直後の新入生に実施します。その後は卒業するまで毎年受検してもらい、経年の成長を把握する予定です。受検後はフィードバック面談を設け、学生が自分の強みを伸ばせるように一人ひとりにアドバイスします。
 導入初年度は、コロナ禍の真っ只中で実施しました。学生には自宅で受検させることができましたが、フィードバック面談を対面で行うことができないため、4月下旬からオンラインで面談を行なっています。
対面と比べて、オンラインではフラットな会話が難しいのですが、教員と学生がアセスメントの結果を見ながら話すことで、オンラインでもコミュニケーションの質が上がり、学生の持ち味を把握する助けになったと思います。また、学生のほうも「自分ではもっと○○のスコアが高いと思っていた」「思っていたよりも○○の評価が高かった」など、自分自身を再発見する良い機会になったようです。
 アセスメントの結果は学部全体の傾向の把握、入試区分ごとの傾向の把握などにも活用します。ただ、今はマスプロ教育の時代ではありませんから、集団における平均値はあまり気にしていません。それよりも重要なのは一人ひとりの『個』をいかに伸ばしてあげるか。GPS-Academicの結果は、あくまで学生が“自分に合った学び”をして、それを成長につなげていけるように、活用していきたいと考えています。

高校~大学~社会をつなげるキャリア形成のしくみを構築

 今、大学は高大接続、大社接続の強化を求められており、国際教養学部もこの点を強く意識しています。高大接続の面では、入学者が高校時代に探究学習等を通して伸ばした「個」をGPS-Academicで把握し、大学でそれをさらに伸ばす取り組みを始めていますし、大社接続の面では、大学で培った力を社会と結びつけるために、2020年度から学生に「学修と学生生活の記録(memorandum)」に取り組ませています。これは目的や記録方法を動画や資料を用いて説明の上、KPT法(Keep・Problem・Try)に基づいて、学修面と生活面での取り組み、留学中に得た経験や海外で感じた自己の成長を、毎月、デジタル上に記録していくもの。
 本学は2019年に、約800社の企業と提携した独自の就職マッチングサイトをつくりました。学生がこのマッチングサイトに自己PRなどを登録することで、関心を持った企業からオファーを受けることも可能です。学生には、GPS-Academicの経年データに加え、大学生活の経験と振り返りを蓄積し、自らのキャリア形成に活かしてもらいたいと考えています。
 社会変化の激しさが増している今、高等教育も進化しなくてはいけません。そのためには新しいツールを積極的に取り入れていく姿勢が求められるでしょう。我々も試行錯誤を重ねて、有効な活用方法を見極めていきたいと思います。


面談を担当した先生方の声



GPS-Academic 受検による学修サイクル

愛知工業大学

学生の卒業を見据え
“汎用的能力”の育成にこだわる

教学センター センター長
鳥井 昭宏 教授

導入目的

学部ごとの教育の差異を測るため
アセスメント実施の拡大のため
学生の”学ぶ力”を高めるため

アセスメントを通して学部ごとの差異を見る

 本学は2016年度からベネッセのアセスメント「大学生基礎力レポート」を実施していました。どのような学生が進路を変更するかなど、学生の特徴や傾向を把握するためです。工学部電気学科と経営学部経営学科でのみ実施していたのですが、他の学部学科でも実施したいと、対象の拡大を考え始めていました。その折に紹介されたのが、GPS-Academicでした。
 私は工学部電気学科の教員なのですが、卒業生と話していると、「電気学科で学んだこと以外の仕事もよく任せられます」とよく言われます。専門分野の知識は当然大切ですが、それだけでなく、生涯にわたって学び続ける力や姿勢もまた重要なのです。GPS-Academicが測る汎用的な能力に、そうした学ぶ力との親和性を感じたのが、導入に前向きになった理由です。
 また、汎用的な能力とは、特定の学部に限定されない力です。その能力を測ることで、各学部の教育の特性が逆説的に見えてくるのではないか、とも期待しました。アセスメントの対象学部学科を広げていくうえで、これは役立つだろうと思いましたね。そのほか、汎用的な能力を細かく見た際に、協働的思考力や批判的思考力が学部の各ポリシーとよく合っていると感じた点もプラスに働きました。

改革はもとより、個別の指導の質も高める

 2019年度は、工学部電気学科・応用化学科、経営学部経営学科、情報科学部情報科学科の3学部4学科でGPS-Academicを実施しました。どの学部・学科も実施対象は1年生と3年生の2学年。1年生は入学オリエンテーションで説明を行ったうえで、主に必修授業の中でテストを行ったため、受検率はほぼ100%です。3年生は主にゼミの中でテストを実施しています。学科によってややムラがありますが、最も受検率が低い学科でも全国平均よりは高い状況です。もともとゼミが盛んな大学なので教員が学生に声かけしやすく、かつ工科系の大学ということでCBT用のパソコンを確保しやすいことが受検率に影響しているのでしょう。
 実際にテストしてみて、これまで教員の肌感覚に頼っていたことをより客観的に把握できるようになったと感じています。例えば進路に対する学年ごとの考え方の違いもその一つです。アンケート調査を合わせて見たところ、1年生は将来について大学院進学を希望する回答が多く、3年生はより汎用的能力のスコアが高い学生であっても現実的で地に足のついた考え方をしている学生が見受けられました。2019年度3年生の受検では、GPS-Academicの結果を同社が提供する就活支援サービス「dodaキャンパス」に学生の任意でデータ連携をできるようにしました。情報科学部のある学生は、このサービスを利用し、大学の授業で学んだことを自己PRすることで、自動車メーカーからオファーをもらい、内定を獲得することができました。この学生は、当初地元のIT業界を志望していたようですが、全国展開している企業から評価をうけて驚いたそうです。学科での学びやその成果が評価されたようでしたので、学生たちにはこの大学で勉強したことにもっと自信を持って、より高い目標にぜひチャレンジしてほしいと思いますし、チャレンジする学生へのアドバイスをより明確にしていきたいと思います。
 もちろん、学生は一人ひとり違う人間です。ただ、アセスメントの結果や学内のデータとかけ合わせた分析を見て、こうした学生の特徴をより把握できるようにすれば、現実の学生への指導も教学改革も、よりよい方向に変えていけるのではないでしょうか。そのためにも、今後もテストの実施を継続し、データを充実させていきたいです。
 本学はアセスメントの導入自体は教学センターが主導しましたが、実際にどの学科で実施するかは、興味のある教員に手を挙げてもらって決めました。現在もそうしたアセスメントの活用に積極的な教員同士で、井戸端会議的に意見交換を行っています。今後は分析したデータを携えて、その他の教員の関心も刺激して、草の根的にアセスメントの活用を広げていきたいと考えています。

九州大学

新設学部の特色を
データを用いて証明した

共創学部
三木 洋一郎 教授(左) 鏑木 政彦 教授(右) 木實 新一 教授

導入目的

入試の検証のため
学生自身の成長の気づきのため
e-ポートフォリオに蓄積するデータとして

複数の視点から別々の利点を見出す

 共創学部は2018年に新設された、九州大学の中で最も新しい学部です。課題構想力、協働実践力といった課題解決に関わる資質を伸ばす学部で、学科ではなく4つの「エリア」によって学びの領域を分けていることが特徴です。
 アセスメントは新設された2018年度に導入しました。導入には複数の教員が主体的に関わっており、それぞれ別の視点から、アセスメントの価値を見出していました。一つは、入試の検証ツールとして。共創学部は「知識を問う入試から、能力を見極める入試への転換」をキーワードに、「AO入試」「推薦入試」「一般入試」「国際型入試」の4つのタイプの入試を実施して多様な学生を選抜しています。これらの入試で、アドミッション・ポリシーに沿う人材を確保できているのか、新設間もないうちから検証したい、という意見を出発点にして、教授会で議論が広がり、思考力や姿勢・態度の現状を学生自身に気づかせることに意義がある、グループワークなどでの学生の行動に対する形成的評価の一助に、e-ポートフォリオと連携するデータの一つとして、といったふうに、複数の教員がアセスメントのメリットを肯定しました。
 もちろん、すべての教員が両手を挙げて賛成したわけではありません。ただ、九州大学全体で入試の検証を重視し始めたことも重なって、まずは希望する学生を募って、試行的にGPS-Academicを実施することを決めました。

新設学部だからこそ、客観的な振り返りが重要

 2019年度から、実施対象を学部の全1年生へと広げました。共創学部の1年生は前期の間、「合同チュートリアル」を履修します。入学時のオリエンテーションから、この授業の中でアセスメントを行うことを繰り返しアナウンスした結果、受検率は90%超に。自宅での受検とした2018年度の実施よりも、ずっと高い受検率を確保できました。
 実施してまずわかったのは、学生が共創学部の学びの特色をきちんと感じられていることです。GPS-Academicの学生調査アンケートには、「教員の指導が充実している」「英語教育が充実している」といった回答が多く見られました。意図した通りにカリキュラムを実施できている証拠でしょう。一方で、「学びたいことが見つからない」という、学びの分野の広さに起因する悩みも見られました。特色のよさの裏返しではありますが、スコアが低かった学生とともに、こうした学生へのフォローを考えていく必要がありそうです。
 共創学部は2020年度で新設3年目を迎えます。一期生が卒業するまでは毎年度新しいカリキュラムを実施していく必要がありますので、アセスメントの活用をさらに深めていくのはそれからになりそうです。ただ、そうした手探りの状態だからこそ、教育の内容が学生に響いているかどうか、客観的な指標で確かめていくことは重要なはずです。特にGPS-Academicは他大学も多く導入しているアセスメント。受験者層が近い大学・学部をはじめ、様々な大学と比較しながら、カリキュラムの成果検証などに取り組めていけたらと思います。
 また、どのような形でアセスメントを活用するにせよ、今以上に教員間の連携を深めていく必要はあるでしょう。データがどれだけ揃っても、それを解釈するのは私たち教員です。我々自身が学部教育の軸をしっかりと考え、アセスメントを教育改善に生かしていきたいですね。

平成国際大学

学生と保護者に対し教育成果を示す材料に

導入目的

学習成果を可視化し、学生・保護者に示すため
大学改革全般における成果検証のため

学習成果の可視化は大学の責務

 本学は2018年度に「私立大学総合支援事業」に採択されて以降、全学的な教育の質向上を加速させています。この事業の一環として、アセスメントテストに関する取り組みを始めました。
 本学はこれまで、学生課や教務課がそれぞれの業務に関する学生調査を行っていましたが、そこで得られる情報は断片的なもので、教育成果を示すものとしては不十分でした。教育の質を向上させるだけでなく、さらに一歩踏み込み、その成果をきちんと学生や保護者に示していくために、本学の学生像をより本質的に捉えられる指標を導入したいと考えました。そのほか、アセスメント・ポリシーの策定をはじめ、大学改革の個々の成果を検証するうえでも役立つだろうと考えたことも、導入に至る背景と言えます。
 また、多くの高校は実力テストなどで、学校全体の生徒の質を把握している一方で、大学も全学的なテストを行い学生把握の機会があってもいいのではないかという議論も、外部アセスメントテスト導入を考えるきっかけになりました。
様々なアセスメントを比較検討した結果、実際に導入したアセスメントテストは「大学生基礎力レポート」と「GPS-Academic」の2つです。どちらも学生目線に立った、アカデミックなアプローチを採用している点に惹かれました。開発過程について聞いても、アセスメントとしての魅力が伝わってきましたね。

結果を保護者に直接伝える試み

 本学はキャリア教育に力を入れており、その一環として保護者に対する就職説明会を開催しています。例年、就職状況や保護者の心構えを解説しているのですが、2019年度はここにアセスメントテストに関する説明も付け加えました。
 説明会では保護者全体への説明として、内定の早期化、ジョブ型採用の登場など、昨今の就職活動の特徴を取り上げます。その後、話題を大学生基礎力レポート、GPS-Academicへ。保護者には事前に我が子の結果帳票を配り、それを見ながら「思考力」「姿勢・態度」「経験」といった項目がどういうもので、就職活動や学修にどう関わるのか、またより力を伸ばすために保護者はどんな態度を取ればよいか解説しています。
 説明会が終わった後、希望する保護者は教員との個別面談を行なうこともできます。本学ではすべての学生に4年間指導教員がつきますので、その教員とマンツーマンで、普段の学修状況やわが子の強み、その他の相談ごとについて話してもらっています。この際も、例えば学生の強みを示すデータとして、アセスメントテストの結果を提示したり、普段の学修状況と絡めて説明したりしていますね。
 会終了後には保護者から「自分の息子がこんな力を持っているとは知らなかった。家で息子を褒めてあげたいと思います。」等、新たな角度での可視化に対して、好評の声が多く聞こえてきていました。
 保護者説明以外の場面でも、例えばキャリア関係の面談など、様々な場面でアセスメントテストのデータを活用しています。今後は退学意向のある学生に対する働きかけなどでも使っていけたらと考えています。
 一方で、まだアセスメントテストの実施後のフォローが十分でないことや、学生の成長を本人にどう伝えるか見通しが立っていないなど、いくつか課題も。学生の傾向など、アセスメントテストの情報を全教職員が共有し、大学全体で活用していく土壌をつくる必要があると感じています。また公務員試験の模試をはじめ、外部の他のデータとも連携させて、学生の成長をより多角的に表現するのもいいだろうと考えていますね。活用の幅を広げ、大学改革をさらに加速していく予定です。

GPS結果に基づく面談風景

大阪経済大学

キャリア教育のスタート地点に
アセスメントを位置づける

教育・研究支援・社会連携部部長
黒正 洋史 様

導入目的

学生が自身のキャリア意識を高めるきっかけに
特に初年度のキャリア教育を充実させるために

キャリア教育の一環としてアセスメントを活用し続ける

 本学は2004年からベネッセのアセスメントテスト「自己発見レポート」を導入し、これまで活用してきました。当時は学生の就職率が全国的に低迷していた時期。学生を社会的・職業的に自立させるために、学生が自身のキャリア意識を高め、自己分析の糧になるよう、新たなキャリア関係科目とともに導入したのが始まりでした。
 その後、キャリア教育を専門とする教員を採用したり、アセスメントテストのデータを蓄積した教職員向けのポータルサイトを整備したりするなど、アセスメントテストの活用もキャリア教育も少しずつ発展していきました。ベネッセのアセスメントテストが自己発見レポートから「大学生基礎力レポート」に切り替わった後も継続し活用。2018年には「GPS-Academic」を導入しました。他社のアセスメントテストを導入する案も出ていましたが、思考力という汎用的な資質を測れる点に加え、これまでに実施してきたアセスメントテストと共通の質問事項があることに惹かれ、最終的に「GPS-Academic」を導入することになりました。同社のアセスメントテストであれば、15年蓄積してきたデータを活用できることも大きかったですね。

学生がより気づきを得やすく、学内活用も促せる体制に

 2019年度からは1年生を対象にアセスメントテストを実施。本学は自己発見レポートの時代、2004年度から、入学前に自宅で受検させています。受検率を高めやすいですし、入学してすぐに指導に生かすことができます。おかげで受検率は例年ほぼ100%。また「GPS-Academic」からパソコンで受検できるようになったため、問題用紙の発送をはじめ、事務的な負担は大きく軽減されました。
 実施後のフォローとして課外講座のガイダンスを用意していましたが、2020年度以降は1年次の基礎ゼミを通して解説を行えないかと考えています。その際、キャリア教育を担当している教員や職員による面談を行うことや、結果レポートに一言コメントを添えて返却することも検討中。いずれにせよ、ただアセスメントテストを実施するのではなく、学生に気づきの機会を与えられるよう、何かしらのフィードバックを行う予定でいます。
 本学のキャリア教育は1年次の「キャリアデザイン」、「コミュニケーションスキル」、2年次の「プレゼンテーション入門」、「論理的思考力入門」に加え、インターンシップや企業と連携したPBL(Project Based Learning)などで構成されています。本来キャリア教育とは、単なる就職支援ではなく、社会で学び続ける姿勢を身につけるもの。本学のキャリア教育がそうした役割を果たせているのか、また今後どのようにあるべきか、アセスメントテストを通して考えていければと思います。
 入学前に受検させ、入学後すぐにその結果を解説し、キャリア関連科目の履修につなげる。この過程で、汎用的能力を高め、学修に対する姿勢を身につけ、その後のゼミナール活動も活発に行なってくれることを期待しています。
 また、現在IRを担当している教育・学習支援センター(SCTL)が、2020年度からキャリア教育も管轄することが決まりました。これで同センターがアセスメントテストに関するIRも、入学前教育やキャリア教育、それにFDにも関わることになります。教職協働をより活発にし、全学的に、組織的に取り組みを進めていけるでしょう。学外への情報発信も、積極的に行っていきたいです。

※本事例においては、初等・中等教育機関での学びを「学習」、高等教育機関での学びを「学修」と表記しております。

京都産業大学

アセスメントを通した教職協働の浸透

導入目的

アセスメント・ポリシー策定の検討材料として
アセスメントの対象学年を拡大するため

教員・職員が一体となってアセスメントを運用する

岡田課長:
 本学はもともとGPS-Academicの前身である『自己発見レポート』を導入していました。当初は新入生に入学時点の自身の強み、弱みを把握させることだけが目的でしたが、昨今の教学改革を取り巻く環境の中で、本学でもアセスメントを教学改革のアプローチの一つとして活かしていくことが求められていました。
 そのため、新入生以外の学年にもアセスメントを実施し、広くデータを取ろうと考えたのですが、紙のアセスメントのままでは実施上の負担が大きい。そこで、コンピューターで実施できるGPS-Academicに注目しました。
大西課長:
 学長室で扱っている認証評価においても、アセスメント、アセスメント・ポリシーの重要性が高まっています。どのようにアセスメントを用いるか、検討の材料としてGPS-Academicには期待を寄せています。特にアセスメント・ポリシーの策定において、より現場の意見を取り入れたいと思い、学部にも協力を募ることにしました。そこで手を挙げてくれたのが文化学部と生命科学部の2学部でした。このようにして、本学は教学センター、学部、学長室IR推進室、教育支援研究開発センターが手を取り合ってアセスメントに関する議論を深めています。
中原事務長補佐:
 受検者に係る分析結果を聞いて、先生方の肌感覚にある学生像を、数字で裏付けることができそうだと感じました。今進めているカリキュラムファイリング改革の取り組みを加速できそうだと、興味を惹かれましたね。
佐藤先生:
 生命科学部では、学生の学修意欲をさらに高めたいと考えていましたので、学生の学修姿勢や態度、伸びを可視化できるのであれば、ぜひ試したいと思いました。であれば、アセスメント・ポリシーの策定にも関わるべきだろうと。

成長を可視化することの多様なメリット

大西課長:
 2019年度は1・2年次生に実施しました。分析したところ、例えばいわゆる“楽単”ばかり履修する学生とそうでない学生は、思考力の伸びに大きな差があるといったことがわかりました(下図)。これまでこうしたデータを取ることはできなかったので興味深いです。GPAや教員の肌感覚など、学内の他のリソースと掛け合わせることで、教学改革に活かせる様々な仮説が立てられるのではと考えています。
志賀先生:
 文化学部だけでデータを見ると、議論した経験があるかという設問に関して、肯定的に答えている層には思考力の大きな伸びが見られました。このように、GPAでは測ることができない学生の成長を把握できるようになったことが一番の発見です。 また、文化学部国際文化学科は2020年度に新しい必修科目「文化学部の学びとキャリア」を立ち上げる予定です。そのうち数コマをロジカルシンキング・クリティカルシンキングのトレーニングに当てようと考えていたのですが、その学びの動機づけ、現状の力の自覚にGPS-Academicが活かせるだろうとも考えています。
佐藤先生:
 生命科学部も、今後いくつか活用したい場面があります。一つはカリキュラムが期待した成果を挙げているか、PDCAを回すうえでの評価の方法として。知識の定着はもとより、学生が学び続ける意欲を身につけられているか、検討材料にしたいと思います。 また、学生との面談でも積極的に活用していきたいですね。半期に一度、次の学期の履修について個別に面談したいと考えているのですが、アセスメントの結果を見れば、学生の関心や伸びしろについてアドバイスしやすくなると思います。
井上事務長:
 アセスメント・ポリシーについても前向きに検討していく予定です。出せと言われたから出すのではなく、学生自身が理解できるよう、しっかりと考え抜く。そうすることで、学生は自信を持って学修に向かい、社会に出ていくことができるはずです。その表現を考える際、教員・職員・学生をつなぐ共通言語として、アセスメントが活かせるでしょう。

※“楽単”科目と思考力の関連性

東京家政学院大学

アセスメントの結果を学外のステークホルダーへ発信


学生支援(千代田三番町キャンパス)センター長/准教授 木村 文香 先生
学生支援(町田キャンパス)センター長/准教授 和田 美香 先生 大学事務局 アドミッションセンター長 鈴木 博美 様

導入目的

入学前教育の内容を決定するためのデータとして
国家試験合格率とは別の、学修成果を示す指標を得るため
担任制による個別面談の内容を充実させるため

教員の肌感覚を抜け出し、学生を客観的に知る

 本学の学科は国家試験や採用試験の合格を背景に進路を進めていく学科と、多様な進路を目指す学科に分けられます。前者の場合、試験の合格に向けた学修のために、入学前に高校の教科の知識を復習させたい。後者の場合、教科の知識よりも、学修に向かう姿勢や好奇心、体系化させる力を伸ばしておきたい。このように、学科によって求めることが違い、足並みを揃えて入学前教育を行うことが正しいものか迷っていました。
 そして、そもそも入学前教育を行う以前に、入学予定者がどのような力を持って入学してくるのかを知るべきなのではと、少しずつ課題意識が変わっていきました。教員同士ではよく「〇〇学科にはこういう学生が多い」と共通したイメージを語ります。仮にそれが正しいとしても、その正しさを裏打ちするデータはありません。こうしてアセスメントの必要性を感じるようになっていきました。
 また、学生募集の視点からも意見がありました。本学は少人数教育を行う、面倒見のよい大学を自負しています。ただ、学修成果を示せる客観的なデータは、GPAや国家試験の合格率、就職率が中心。もっと学修の中身にフォーカスした、本学らしさを打ち出せるデータが求められていました。
 アセスメントはいくつか検討しました。最終的に残ったのがGPS-Academicです。本学の学生の進路は多様で、一般企業に入社する人もいれば、進学する人も、その他の進路を取る人もいます。そのため、社会人(企業人)に求められる力を測るようなアセスメントよりも、より広く、汎用的な力を測れるアセスメントが必要でした。GPS-Academicは思考力に加え、経験や姿勢・態度を測ることもできます。候補に上がった中では最も広く学生の資質を測れるアセスメントだと感じました。

学生への面談も、高校教員への説明も

 2019年の4月に初回のアセスメントを実施しました。対象は1年生全員で、オリエンテーション期間に設定し、実施を繰り返し促しました。こうした背景から、受検率はほぼ100%でした。
 学内では既にデータの活用が始まっています。その一つが、個別の面談での活用です。本学は小規模大学の利点を活かし、担任制のもとで学生を指導しています。もちろん入学直後の学生にも担任がつき、個別に面談を行っているのですが、前期の成績が出るまでは話の材料がほとんどありませんでした。だからこそ、アセスメントのデータは学生を受け持っている先生方から歓迎されました。実際に面談を行った教員からは「学生の得意・不得意がわかり、履修の指導をしやすくなった」「経験の項目を見れば、対人関係の不安など、生活面についてもアドバイスできる」と言われています。
 また、現状わかっている分析結果については、例年開催している高校教員向けの説明会で説明しました。実施の意図、測った力を今後どのように伸ばしていくかを、本学が掲げる教育理念とあわせて説明したところ、「生徒を安心して送り出せそうだ」とよく納得してもらえました。本学が求める人物像、育てる人物像を、データにもとづいて説明する。従来その数値データとして用意されているのは、国家試験の合格率が中心でした。今後、実施対象を3年次に広げ、経年比較した分析結果を示すことで、本学の教育に対する信頼感をさらに高められるはずだと期待しています。
 実施対象を3年次に広げるのは、就職関係の科目やプログラムに活かすことをねらうためでもあります。プレテストを受検した4年生からも、就職活動の前に受けたかったとの声がありました。この就職関係の科目をはじめ、今後は様々な科目でアセスメントの結果を活用していくことになるはずです。そのときに必要なのが、各教員のアセスメントに対する深い理解です。アセスメントを実施するうえでの人手が足りないという課題も見えてきていますので、より組織立ってアセスメントを活用していくために、教員への周知を徹底していく予定です。

杏林大学

キャリアイベントとの連携をはじめ学生の興味を喚起。
結果はゼミでの指導に活用し、受検→結果分析→指導のサイクルに繋げる

総合政策学部
糟谷 崇 准教授/総合情報センター長(左) 藤原 究 准教授(右)

導入目的

少人数教育の利点をさらに高めるために、学生の能力を客観的に把握する
学生にキャリアへの意識を高め、深みのある自己分析を行わせる
受検結果はゼミの担当教官が個別に活用しているほか、dodaキャンパスとも連携

理論にもとづく“テスト”の強み

 杏林大学総合政策学部は少人数教育に力を入れている学部です。1年次から4年次まで、すべての学年にゼミ形式のプログラムが用意されており、教員が学生一人ひとりに気を配って指導しています。
 学生を個別に指導するには、何らかの指標が必要になります。学生のことを知らなければ、その学生に合った指導はできないからです。一つの指標に頼らず、複数の指標や視点から見つめること、また、学生の主観だけではなく客観的な指標で学生を見つめることでより個性や能力を把握しやすくなります。そうして学生の指導、ひいては教育全体の質が高まっていくはずです。
 何か惹かれるものがないか、と考えている中で上記視点を網羅しているGPS-Academicに出会いました。学部で力を入れているキャリア教育と連携させることを考えると、客観的であることはとても重要でした。キャリア系のアンケートは多々ありますが、学生が『コミュニケーション能力があると思う』と自己評価を下したところで、結局どんな力があるのかはよくわかりません。その点、GPS-Academicは理論立ったテストであり、数字でもって学生の能力を把握でき、学生個人は気づきを得るきっかけに、教員は指導する材料にできそうだと期待できました。

3年生は自宅受検。学生にメリットを伝え、興味を惹かせる工夫をこらすことで9割近い受検率を達成

 2018年度から運用を始め、2019年度は1年生と3年生を対象としました。1年生は授業内で実施し、ほぼ100%の受検率です。「大学で身につけるべき力」を自覚してほしいと考えています。3年生はほぼ全学生が履修しているキャリア系の授業の中で告知を行い、受検自体は自宅のパソコンで。単位所得の条件等、成績に絡めることはしなかったのですが、それでも9割近い学生が受検してくれました。
 自宅受検の受検率を高められたポイントは3つです。1つは、就職活動に関する学内行事の参加条件としたこと。この行事は就職活動を疑似体験するイベントで、学生はエントリーシートを提出し、グループディスカッションと模擬面接を受けます。その準備としてGPS-Academicを受検し、自己分析を深めてくるよう、いわば宿題に位置づけたのです。もちろん、単に義務的に押しつけたのではなく、「自力で自己分析するのとは別の視点から長所・短所がわかる」と、自分のためになるものだと訴求したうえで受検を促しています。このメリットをしっかり伝えたことが2つめのポイントですね。授業で指導しているとは言え、3年生はまだ自己分析に不慣れです。自分の強み・弱みもわかっていなければ、進みたい業界も決まっていない学生が大半です。そのため、『こういうテストを受ければ、自分では気づけない長所や短所が見えてくるはずだ』と、メリットを全面に出す形で受検を促しました。
 3つめは、受検期間です。長くしすぎることなく、毎週、アナウンスの内容を変えました。最終的な受検期間は3週間設けましたが、最初に『~~までに受けてください』とアナウンスしても、忘れてしまう学生が多いです。そのため学生に告知する締切は早めに設定しました。そして、1週間後の2回目の授業内で『まだ受検していない学生だけ聞いてください』『この1週間で〇人受検しています』『友達に聞いてみてください、みんな受けているはずだから』と、未受検の学生がまだ受検していないことを自覚できるよう説明しました。先にお話したメリットも改めて伝えたことで、ほとんどの学生が2週目には受検をすませたようです。3週目は、それでも忘れてしまった学生のための予備期間としました。

GPS-Academicで教員の具体的指導をサポート。
キャリアへも展開し学生と企業のミスマッチを減らすことを目指す

 受検後の各能力を伸ばすためには、1年次から4年次までゼミが用意されている強みを活かし、ゼミを担当する各教員が指導を任されています。例えば、リーダーシップが取れないAという学生がいる時、あえてグループリーダーを任せます。そしてそのグループに、協働的思考力が高い別のBという学生を入れます。そうすると、Aにグループリーダーとしての成功体験を積ませやすくなります。私たち教員は、単に勉強ができる、任せやすいという理由でリーダーを選んでしまいがちかもしれませんが、客観的な指標を使って教員が指導できれば、こうした日常的な場面で学生の能力を伸ばすこともできるはずです
 今後は指導に上手く使っていっている教員の指導ノウハウを全体に共有しながら、よりよい指導ノウハウを蓄積していきます。また、dodaキャンパス連携も進めていきます。アセスメントを受検するだけでは終わらないことで、学生による活用も深まります。企業のあり方が多様化していく中で、学生と企業のミスマッチの問題が深刻化しています。だからこそ、客観的なテストでもって自分のことを深く知り、納得した進路を見つけることが重要でしょう。GPS-Academicを共通項に、学生と企業がうまくつながっていってくれたらと思います。

電気通信大学

入試、教学、学生支援
あらゆる改革のエビデンスに

学長補佐/IR室 室長/教授
中村 淳 先生

導入目的

改組、入試改革をはじめとした改革の検証のため
多様な入試を実施することの意義の確認のため

「GPAが低い=求める学生ではない」は真か?

 2016年に学域の大規模な改組を行ったことをはじめ、電気通信大学は大学改革へと意欲的に取り組んでいます。様々な改革の成果を検証し、次の改革につなげるというPDCAサイクル構築を担う役割として、2017年にはIR室を設置しました。
2021年度からの入試改革、およびそれと連動する形での教学改革、学修成果の可視化と教育の質保証など、山積する課題を前に、改革を進めるためには、指針となるデータをIR室が中心となって分析していくことが求められています。
 例えば入試改革については、思考力や主体性を評価するノウハウが確立できているわけではありません。特に推薦入試については、書類選考・面接に加え、筆記試験を行うなど、手間をかけて審査しているはずなのに、入学者のGPAは一般入試の入学者より決して高いとは言えません。果たして推薦入試は多様な入試の一つとして機能しているのか、2021年度までに推薦・AO入試等の入学者の割合を3割まで増やすという国立大学協会の方針に、学内では不安の声も聞かれ、急ぎ検証する必要がありました。
 この検証ためにアセスメントの導入を検討する中で出会ったのがGPS-Academicでした。教育を通して身につける思考力を測れる点は、まさに本学が抱えていた課題とマッチするものでしたし、毎年設問を改定し、測定精度を高めていることも導入の決め手になりました。まずはGPS-Academicを使って現行入試を検証することにしました。

推薦入試による入学者は創造的思考力の高さが際立つ

 GPS-Academicの結果を基に批判的思考力、協働的思考力、創造的思考力の3つについて分析したところ、私たちも驚くほどはっきりした傾向が浮かび上がりました。「一般入試で入った4年生(グラフでは「卒研・一般」と記載)は創造的思考力が他の2つの思考力より高いが、全体として大きな偏りはない。対する推薦入試の学生を見ると、入学前は協働的思考力が低く、4年生(グラフでは「卒研・推薦」と記載)もこれを少し上回るレベルで、一般入試の4年生との差が大きい。入学前の学生と4年生は同じ学生を追跡したデータではないが、4年生を “推薦入試による入学者の4年後の姿” と読み替えると、推薦入試では一般入試に比べて協働的思考力が低い学生が入り、あまり伸びないまま卒業するということになる。一方、批判的思考力は4年生の段階で一般入試の学生よりかなり高い。特筆すべきは創造的思考力で、入学前でも一般入試の4年生と同レベル、卒業時にはさらに伸びて一般入試の学生を大きく上回る」という結果でした。「推薦入試組は学力試験だけでは測りきれない、きらりと光る何かを持っている」。教員のこうした肌感覚が客観的なデータで示され、学生を多面的に捉えることの重要性を再認識しました。
 推薦入試の検証によって、アセスメント自体の有効性も証明できました。今後は次に挙げる3つの視点でデータの活用を進めていく予定です。1つは、受検者全体の傾向にもとづく入試改革、教学改革、学生支援の検討です。既にIR室は全学FD研修会で試行調査の結果を報告済み。入学者の特性を考慮した教育のあり方や、選抜方法の見直しを議論する段階に入っています。また推薦入試の意義を学内に共有したことで、2021年度入試から新たに始める総合型選抜についても、多様な学生を確保するための新たな入学者選抜の試みとして定着させていくことができると期待しています。
 2つめは、学生自身による活用です。入学時点の思考力や学年ごとの学修成果は本人にわかるよう可視化すべきです。自分の強み、弱み、行動特性を把握し、一つひとつの授業でどう成長したいかを意識させることができるのですから。既にキャリア教育の授業の中で学生に自己分析をさせ、今後の学修計画を立てさせる試みを始めています。
 3つめは、個別の配慮や支援を必要とする学生の抽出です。中途退学の予防に関しても、アセスメントのデータは活用できるでしょう。学内の合意形成など、環境の構築に時間がかかりそうですので、他大学の事例を参考にしながら議論を進める予定です。
 国立大学法人の第4期中期計画では教育成果に関する数値目標を求められることになると考えています。GPAだけでは示せない成果の可視化も必要です。アセスメントをうまく活用し、学生中心の教学改革を進め、更なる満足度の向上をめざします。

桜美林大学

CBT形式のアセスメントを活用し
学修への動機づけを達成

IR・アーカイブスセンター
鳥居 聖 部長

導入目的

PBT形式のアセスメントでは、返却まで時間がかかる。実施後なるべく早く結果を伝え、モチベーションのあるうちに学修への動機づけを行いたい
学生による活用だけでなく、教員の指導にもデータを取り入れるため

実施後すぐに指導できることが何より重要

 桜美林大学は2018年度まで、ベネッセ i-キャリアが提供する「大学生基礎力レポート」を実施してきました。1年生には入学時のオリエンテーションの一環として受験させていたので、受検率は100%に近いものでした。
 ただ、このアセスメントはPBTであり、結果の返却まで3週間は待たなければなりません。3週間もあれば学生はアセスメントのことを忘れてしまいますし、4月の頭に実施した場合、結果を手にするのはちょうど大型連休の直前。参加者は少なく、3年前まで70人規模の小教室で間に合ったという。その後の2年間は数こそ増えたものの学生への響き方は今ひとつで、フォローアップガイダンスはなかなか活性化しなかった。
 鉄は熱いうちに打てというように、アセスメントもなるべく早く学生に結果を知らせ、フォローした方が効果的でしょう。そのために、CBT形式のアセスメントを新たに探すことになりました。複数の候補のうち、本学に最も合うと考えたのがGPS-Academic。大学での学修で培われる“思考力”を測れること、社会で求められる汎用的な力を多面的に測れることに共感し、導入を決めました。また、大学生基礎力レポートと共通する設問が多く、過去のデータを経年比較に利用できる点や、学修に向かう姿勢・態度など、測定項目が多岐にわたる点も大きかったです。

学生自身の活用にとどまらない可能性も

 アセスメントの対象は1・2年生です。1年生には入学後のオリエンテーションでテストの概要と受検の意義を説明し、自宅のパソコンで受検してもらいました。受検率はやや下がってしまいましたが、それでも全国平均と比べるとまだまだ高かった。期限内に受検しなかった学生にメールで受検を促したことも功を奏したのでしょう。
 何より、CBTに切り替えたことで、実施直後に結果を確認することが可能になりました。フォローアップガイダンスも、2019年度は4月10日と早期に実施でき、前年の3倍を超える約1800人の学生が参加してくれました。入学して10日後には、自分の強み・弱み、今後取り組むべき課題が明確にあるのですから、よいモチベーションを持って今後の学修に向かっていけるはず。結果のフィードバックまでの期間を短くできたおかげで、学生の意識が大きく変わったように感じますね。
 学生への動機づけが軌道に乗ったため、次は教員による活用も検討しています。学生の入学時点の特性を把握できるのであれば、例えば中途退学予防のための指導にも生かせるかもしれません。まずはアセスメントの周知を徹底するために、学群長への報告会、SDでGPS-Academicの説明を企画しています。
 アセスメントの活用は今後さらに広がるでしょう。既に、入試方式別に学生の特性を分析して選抜方法の改善に生かすことや、経年比較のもとでカリキュラムの検証を行う取り組みが浮かんでいます。また、就職支援との連携も検討中。ベネッセ i-キャリアのオファー型就職支援サービス「dodaキャンパス」のポートフォリオ上に結果を掲載することで、企業へ効果的に学習成果をアピールできるでしょう。こうして活用の幅を広げていくために、アセスメントの実施対象を4年生に広げるつもりでいます。
 大学の教職員の仕事はエビデンスがなくてもやれないことはないが、今後はそれでは立ち行かなくなる。われわれにとって最も重視すべき学生のデータに向き合うことを出発点にして、データに基づいてPDCAを回す方向へと教職員の意識を変えていきたいと考えています。

敬愛大学

学生の成長を可視化し、
学修の動機づけを

学長/教授
三幣 利夫 先生

導入目的

取得単位数やGPAだけでは把握することが難しい学生の成長を、汎用的な思考力の可視化を通じて捉える
受検は1・3年生を対象とし、思考力に明確な差が見られるかを検討する
学生自身が学修の振り返りを行う独自のアンケートを実施
1・3年生の思考力の一部には明確な差が。何が学生の成長に影響を与えているのかを検証し、さらなる成長を促す取り組みへと発展させたい

多角的な視点から学生の成長を可視化する

 GPS-Academicを導入する以前から、学生の成長を可視化するための指標が必要だと考えていました。取得単位数やGPAはもちろん参考になりますが、例えばコミュニケーション能力、思考力など、それだけでは把握しきれない成果があるはずです。それらを多角的に把握するには、別の指標も必要でした。
 アセスメントテストの導入を検討し、最終的な候補に残ったのがGPS-Academicでした。汎用的な能力を測るため、どの学部・学科でも活用でき、学修への姿勢・態度や経験まで幅広く問えること。これらが決め手となり、2018年度に初めて実施することになりました。

学生自身が強みに気づき、刺激を受けるように

 受検の対象としたのは1・3年生です。所属しているゼミ単位で行いました。少しでも受検率を高めるために、ゼミの担当教員のアナウンスはもちろん、構内の掲示板、学内ポータルサイトにもお知らせを掲載し、受検しなかった学生には予備日での受検を促しました。ゼミ科目の成績評価には反映はしませんでしたが、受検率は全体で9割を超えました。
 また、GPS-Academicの導入に合わせて、経営学科で進めていた「振り返りシート」の取り組みを全学へと広げることになりました。学部・学科の学びや単位の取得、学期を振り返っての満足度を学生自身に振り返らせるアンケートです。ここにアセスメントテストについての質問も加え、学内ポータルサイトを通じて記入を促しました。
 振り返りシートを記入した学生には、成長した点や伸びしろのある点、今後の過ごし方について、必ず教員からフィードバックを行います。希望する学生には面談も行い、GPS-Academicの結果を参考にしながら、今後の学びや学生生活、進路についての相談に応じました。
 振り返りシートを通じ、GPS-Academicに対する学生の反応も把握することができました。例えばコミュニケーション能力、論理的思考など、自分では気づかなかった長所・短所を把握することができたという声が多かったです。一方で、「どのように勉強すれば力を伸ばすことができるのか、どのような経験をすればよいのか知りたい」という今後の学びに前向きなコメントもあり、実施後のフォロー体制をどう作っていくかが、今後の課題になります。
 まだデータの詳細は分析しきれていないのですが、1年生と3年生では、協働的思考力以外の2つの思考力について明確な差が見られるようです。何が要因になっているのか、カリキュラムや履修科目など、様々な点から考察し、今後の教育に生かしていく予定です。振り返りシートや面談時の指導方法も改善し、学生の成長を促す環境をさらに整えていく考えです。

学修成果には様々な要因が影響を与えると考えられる

振り返りに新たな目標設定を加えることで、学生自身が意欲と資質を高められるように

北海学園大学

学生、教職員ともにアセスメントへの理解が徐々に浸透
客観的な評価ベースの取り組みを促す

事務部 学習支援システム課
中本一康 課長(左)竹田直弘 主任(右)

導入目的

結果を個別に学生へフィードバックすることにより、学生生活の振り返りや学びの動機付けを行う
フォローアップ講座でキャリアへの意識を醸成する
学修成果を客観的なデータで可視化し、教学IRにつなげる

アセスメントの実施形態をCBT形式へ移行し、職員の労力を大幅削減

 本学では2018年度のGPS-Academic導入に先駆けて、同じベネッセ i-キャリアの「大学生基礎力レポートⅡ」を導入していました。2年間の実施により同アセスメントの学内認知が高まっていたため、「詳細なデータやアドバイスを記した帳票により、学生が自身の強み・弱みを振り返り、今後の学びやキャリアの指針にできる」「入試形態やGPA等、他のデータとの紐付けや、他大学の学生との比較により、教学IRに資するデータが得られる」といった同様の特徴を引き継ぐGPS-Academicの導入は、スムーズに進みました。GPS-Academicはアセスメントとしての性質がより強く、客観性の高い能力測定がなされるため、学生にとっても大学にとっても、俯瞰的に学生の位置を確かめられる点に期待が持てました。
 一方、GPS-Academic導入を機に学内におけるアセスメントの実施形態をPBT形式からCBT形式へ変えることは悩んだ末の決断でした。ネットにつながったパソコンがあればいつでもどこでも受けられる利便性はメリットである反面、教室に学生を集めて受検させる方法に比べて受検率の低下が懸念されました。しかし、教務が導入しているWEB履修登録システムの9割以上が学外のパソコンからのアクセスであることをふまえ、導入を決断。結果、任意受検ながら76.4%と、これまでと同等の受検率を確保できたばかりか、運営担当者の負担も大幅に削減することができました。PBT形式では複数名が奔走していましたが、CBT形式では実質1人の担当者が大部分の業務をまかない、余剰分の労力を学生のフォローにあてることもできました。

アセスメントへの理解が浸透し、学内での結果活用の場が広がっている

 本学は、「大学生基礎力レポートⅡ」とGPS-Academicの実施を合わせれば3年目となります。2018年度は、結果報告会を各学部の教授会で行うことができ、アセスメントに対する教員の理解が進んできたことを嬉しく思います。活用に積極的な経営学部では、学部が保持している出席や成績等のデータとGPS-Academicの結果をリンクさせて、カリキュラム改革の基礎資料としています。また人文学部では2年次初頭の実施を「初年次教育の効果測定」と捉え、教育内容の見直しに活用しています。こうした学修成果を客観的なデータで可視化し、教学IRを行っていく動きをさらに他学部に波及させることが2019年度の目標の一つです。また、学生の感想を見ると、「大学の授業が、思考力の養成に役立つことがわかった」「社会で求められる力のイメージがつかめ、弱点を補う意欲がわいた」など、学生生活の意義をかみしめ、意欲が喚起されている様子もうかがえます。今後は受検率をさらに向上させるとともに、入学直後のタイミングなど受検機会を増やすことを検討していきます。

保護者に送付している受検案内:受検の意義を告知するほか、費用は大学負担であることを伝え、実施期間などを記した書類を同封している。これにより、保護者からも受検を促してもらうようにしたところ、「我が子にぜひ受けさせてほしい」といった声が多数寄せられた。

明治大学

「思考力」という指標を、授業の効果検証や
学生への指導に役立てる

商学部 商学部長/教授
出見世 信之 先生

導入目的

ゼミナールやアクティブラーニング形式の授業の効果検証のツールとして
入試形態別に学生の傾向を可視化し、強みを伸ばす教育を検討するため
従来の評価システムに加え、「思考力」を客観的に評価できる環境を整えるため

学生が身につけた力を客観的に評価できる、新たな指標を求めていた

 明治大学商学部は、「世界で活躍できるビジネスパーソンの養成」を目指し、先進的な学部改革に取り組んでいます。カリキュラムの特徴は、2年次からの「演習教育のダブル・コア化」。商学部の専門ゼミと教養・総合科目系のゼミを同時に履修できるようにすることで、多角的な視点を養います。さらに、1年次に開講している「フューチャースキル講座」にも力を入れています。この授業では、企業が実社会で直面している課題を学生に提示。学生はグループで解決策を検討し、まとめ、発表します。
 こうしたゼミナールやアクティブラーニング形式の教育現場で重要になるのが、学生たちがどのような力を身につけたのかを客観的に評価する基準です。学部独自のGPAだけで効果検証をするのは、無理があると感じていました。そこで、何かいいアセスメントのようなものはないかと探していたところ、GPS-Academicの存在を知り、導入に至りました。

1年生はほぼ全員が受検。3年次に再度受検させ、授業改善につなげたい

 今回(2018年4月実施)は、商学部1年生ほぼ全員にあたる約1,100名がGPS-Academicを受検しました。「新入生ガイダンスの場で受検の意義を説明したこと」、「ただのアンケートではなく、学生個人にフィードバックがあるアセスメントであると伝えたこと」が高い受検率につながったと考えています。
 GPS-Academic導入の長期的な目的は授業改善での活用ですが、まだ入学当初の受検データしかない現在においては、まずはデータをもとに各学生の入学時の強み・弱みを把握していきたいと考えています。例えば商学部には、スポーツ特別入試や商業高校出身の生徒を対象にした公募制特別入試など、一般入試以外にもさまざまな入試形態で入学してくる学生がいます。彼らの強みを刺激し、伸ばしていく教育を検討するうえで、いわゆる「入試のための学力」以外の客観的な指標が役立つシーンがあります。
 今後は、商学部の学生全員を対象に1年次・3年次にGPS-Academicを実施する予定です。取得したデータは、前出のゼミナールやアクティブラーニング形式の授業等を通じ、学生たちがどのような力を身につけたのかを測る客観的な指標として活用し、FD活動に役立てることを考えています。
 従来の学部独自の評価システムに加え、GPS-Academicのデータを活用しながら、ビジネスの世界でますます求められる「思考力」を客観的に評価できる環境を整え、授業改善の議論に役立てていくつもりです。そして、「社会課題を解決したい」と真剣に考える学生たちに選ばれる学部であり続けたいと思います。

企業と連携した課題解決型授業「フューチャースキル講座」では、情報収集のためにグループで調査やヒアリングなどを行うこともある。こうしたアクティブラーニング形式の授業の効果検証にも活用する予定。

成城大学

学習成果の可視化から入試制度改革まで、
GPS-Academicの結果を学内データと組み合わせて、
教学IR活動全体の議論を盛り上げるツールとして活用したい

副学長/教育イノベーションセンター長/経済学部教授
杉本 義行 先生

導入目的

学生個々の思考力や学習意欲などを多面的に可視化するために
入試経路別の学生の傾向を思考力の観点から可視化するアセスメントとして導入
学習成果の可視化を実現し、教学IR活動につなげるツールのひとつとして活用

学習成果としての汎用的能力の指標の導入とその活用
GPS-Academicと入試データで学生の多様性を検証

 2018年度からの第3期認証評価では、実際に内部質保証システムが機能しているかが問われています。PDCAを機能させるためには、学習成果の測定が最大のポイントとなります。本学では汎用的な能力指標について4年ほど前から外部試験を導入しましたが、後に述べるようにうまく機能しませんでした。学内的に納得感のもてる指標はないかと模索するなかで、提案を受けたのがGPS-Academicでした。
 導入の決め手は3つあります。 ①CBT(Computer-Based Testing)だったこと ②思考力を測れること ③ロジックに納得感があったこと。 ①については、受検に対する学生のストレスが少ないことを重視しました。今回(2018年4月実施)は、オリエンテーション期間に学部ごとにPC教室で実施したところ、全学部の新入生1000名超が受検し、高い受検率を達成できました。 ②については、これまで採用していたアセスメントが社会人基礎力の評価に寄りすぎていて、学習成果としての納得感が教員間で低かったことが背景にあります。そのため、大学が本来、育成しようとしている思考力や学習への意欲を可視化できるGPS-Academicへの教員の違和感は少なかったと思います。 ③は、このアセスメントは京都大学楠見孝先生の認知心理学の理論をベースとしており、参照集団が大学生であることもこのアセスメントに対する納得感につながったと思います。
 通常、思考力について、様々な方法で評価し評点として記述するわけですが、GPS-Academicでは、「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」と3つに分類して評価する点も魅力的です。このスコアと入試経路を紐付けると、3つの思考力の観点から学生の多様性を分析することも可能となるからです。

1年次、3年次にGPS-Academicを実施し、学生の成長度合の検証にも活用したい

 今回のGPS-Academic受検データを活用して、本学のIR担当職員が入試経路別の学生の傾向を分析し、学内で報告しました(図A)。分析では、指定校推薦・AO入試方式では「創造的思考力」が高い学生が集まっていることなどが明らかとなりました。従来、入試経路別の分析はGPAとの関係が中心であり、新鮮な問題提起と受け止められたのか、出席者から質問が相次ぎ、反響に驚きました。また、ある学部からは教授会で報告してほしいとのリクエストもありました。このように、アセスメントの導入が入試制度や教学に関する学内の議論の起爆剤となれば幸いです。
 今後は、全学生が1年次、3年次に受検する体制を整え、思考力の伸びについて検証していきたいと思います。また、新入生・卒業生アンケートといった様々なデータと組み合わせることで、教学IRにおける評価指標のひとつとしてGPS-Academicを活用していきたいと考えます。このことは、「科学的研究を基とする教育」という成城学園の建学の精神につながるものと考えます。

図A : GPS-Academic受検データと学内の入試データをかけ合わせて、入試経路別の傾向を分析した報告書

工学院大学

理工系学生にも不可欠な「思考力」の可視化や、
学生のポテンシャルを入学前に把握するツールとしても役立てたい

国際キャリア科 教授/教育開発センター 所長
吉田 司雄 先生

導入目的

理工系学生にも不可欠な「思考力」を可視化するツールとして
入試経路別の学生の傾向を可視化し、入学前教育の改善に役立てる
GPAでは測れない各学生の強みを把握し、目標設定の指針とする

文系だけでなく理工系の学生にも「思考力」「表現力」が求められる

 AIが活躍する次世代の社会では、人間の職業が大きく変わると言われています。学生たちが羽ばたいていく社会でどのような人材が求められるのか。これは、我々のような理工系大学共通のテーマです。
 工学院大学では、この高度IT化・グローバル化の時代を「生き抜く力」の養成に力を入れています。大切なのは、理工系の学びを通して鍛えた「思考力」、そして「表現力」だと考えています。せっかくの専門知識も「考えて応用する力」「発信して周囲を巻き込む力」がなければ、社会にインパクトを与えることはできません。文系の学生に必要だと思われがちな「思考力」や「表現力」は、理工系の学生にこそ必要なのです。
 そこで工学院大学では、1年次から論理的思考力を鍛える「ロジカルライティング」という共通科目を設置。それを2年次以降の「キャリアデザイン科目」と連携し、早期から「思考力」と「表現力」の土台づくりを行っています。こうした科目群において、必要になるのが身につけた力を評価するための指標です。そこで、「思考力」の評価基準を持つGPSに興味を持ちました。

入学前教育で各学生の「強み」を把握し、それを伸ばす取り組みに役立てたい

 今回(2018年実施)は、入学前教育の一環として、AO・推薦入試の入学予定者を対象にしてGPSを実施。CBT(Computer-Based Testing)方式を利用して、すべて自宅のPCで受検してもらい、大きな問題なく終えることができました。この段階での実施にはもちろん理由があります。GPSでは、「創造性」や「行動力」など、学業の成績にあたるGPAだけでは見えてこない各学生の強みを把握できます。今回の受検結果からも「思考力」と「パーソナリティ」を軸とした各学生の傾向を見ることができました(図B)。こうしたデータを用いて、各学生のポテンシャルを活かすために何が必要なのかを早期に提示し、入学前から伸ばしていけるシステムの構築をめざしたいですね。
 昨今、入学生から「将来の夢が見つけられない」という悩みをよく聞きます。将来を見据えるには、まず自分の強みを把握し、それを伸ばしながら、自信をつけることが第一歩。GPSは、将来の目標設定のコンパスとしての役割も担えるのではないかと思っています。

図B : 思考力×パーソナリティ(課題に向き合ったときの姿勢)を軸としたクロス集計を実施。その結果から今後の学生の指導方針を検討
※データはイメージです

慶應義塾大学

医療人に不可欠な「考える力」を
学部全員受検で客観的に把握する

医学部 専任講師/理学博士
久保田 真理 先生

導入目的

思考力を鍛えることを重視した、1年次の化学の授業の効果検証のため
上記授業の改善に使用するため
学生に現段階での自分自身の思考力の程度を認識してもらい、思考力を育むことを意識して学生生活を送ってもらうため

「考える力を伸ばす」ための授業とGPS-Academicの評価基準に親和性の高さを感じた

 医学部の初年次教育のうち、私が担当する「化学Ⅰ」「化学実験」という必修科目でGPS-Academicを活用しています。初めて導入した今回(2018年4月実施)は、授業時間を利用して1年生全員に受検してもらいました。以前より「考える実験」と題して、化学実験を通して考える力を鍛えるトレーニングを行っています。テーマに応じた実験方法を自分たちで考え、「なぜそうなるか?」を掘り下げた考察を行う授業です。
 難関と言われる慶應義塾大学医学部には、優秀な学生が集まるものの、インプット中心の考え方から脱却できていない人も多いのが実状です。つまり、知識を暗記して正解にたどり着くことはできても、「この方程式は本当に正しいのか」「この実験方法で本当に正しい結果が得られるのか」といった問いには答えられない。こうした思考停止状態を打破するために、初年次教育として「考える実験」のような授業を行っているのです。
 ただし、「考える力」「思考力」を評価するのは難しく、その方法を探していました。GPS-Academicは、その評価基準に授業との親和性の高さを感じ、今回の導入に至りました。

1年次のうちに再度実施し、学生たちの思考力の伸びを検証したい

 大学の学びは高校までのそれとは違い、暗記した知識自体よりも、それをつなげて応用していくための思考力が重要です。もちろん、これは医療人をめざす医学部の学生にも欠くことのできないもの。例えば、血液検査の結果やX線画像を見て、さまざまな病気の可能性を検討し、患者の声や別の検査の結果を分析・解析して原因を突き止めていくプロセスでは、批判的思考を繰り返し、常に論理的に判断していくことが求められます。そして、そのプロセスは化学及び化学実験の授業で「なぜ?」を追究していく取り組みと根は同じと言えます。
 今後は、1年次のうちに再度GPS-Academicを実施し、思考力の伸びを検証したいと思っています。その結果を「考える実験」をはじめとする授業の改善に役立て、医療人にとって不可欠な思考力のさらなる育成につなげていきたいと思います。

岩手県立大学

評価から教育内容を変えていく――
GPS-Academicを授業設計にも役立てたい

看護学部 准教授
工藤 真由美 先生

導入目的

看護学教育認証評価の制度化にあたり、質保証の客観的指標として採用
新たに策定するDP(※1)・CP(※2)を検証するアセスメントとしても期待
「思考力」を養う基礎教養科目の到達状況を可視化するツールが必要だった

新たなDP・CP策定のための学修目標を設計する際の根拠として、4年生から導入開始

 超高齢化社会を迎えた日本において、看護職へのニーズはますます高まっています。看護系大学・学部は、2018年4月に全国で266校・278課程となり、ここ30年間でその数は25倍に増加しました。こうした背景を受け、大学で行う看護学教育の質保証に大きな関心が集まっています。岩手県立大学看護学部でもDP・CPを再検討し、教育の質保証と独自性の追究に力を注いでいます。
 DP・CPを再検討するにあたり、現状を把握するための客観的な指標が必要になります。そこで、従来のアセスメントとは違う、学生の思考力や姿勢・態度などを評価できるツールを探していた中で、学会発表をきっかけにGPS-Academicへ興味を持ちました。
 まず、2017年7月に当時の看護学部4年生全員にGPS-Academicを受検してもらい、岩手県立大学の教育によって身についた素養を分析しました。GPS-Academicのほか、参考にしたのは看護系大学協議会が示した「看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標」に関する各学生の間接評価、1年から4年までの実習経験などのデータなどです。これらを根拠としながら、岩手県立大学看護学部が輩出する看護師が身につけるべき力を6つに分類し、それを新たなDPの学修目標に反映しました。

3ポリシーに加え、アセスメントポリシーも設定し、
GPS-Academicの客観データも活用しカリキュラム改善に活かす

 近年は、AP(※3)・CP・DPの3ポリシーを策定する際に、授業内容や学修成果を検証する「アセスメントポリシー」も重要になります。そこで、新たなDPに掲げた6分類の到達目標のうち「DP1 学びの主体者となり、クリティカルに思考し、論理的に表現できる」に関する分類を評価する指針としてもGPS-Academicを導入しています。導入の決め手になったのは、「考える力」を直接評価で可視化できることです。例えば、1年次開講科目の「基礎教養入門・学の世界入門」の到達目標は、「クリティカルシンキングを基盤に読むこと、書くこと、発言することができること」としています。科目の評価・検討をする際に、GPS-Academicの客観的なデータをもとに学部内で議論できるようになるのは、非常に有意義だと思います。加えて、同時に確認する学生の学びの姿勢・態度のデータとの関連からどういった姿勢・態度の学生がどのような学修経験をしているかを知ることができ、学修支援を考えるうえで有効なデータとなりえます。
 2018年5月には、看護学部1・2年生全員がGPS-Academicを受検。今後は、毎年同じ時期に受検できる機会を設け、集計データを学生の成長の可視化、DP・CPの検証、カリキュラム改善などに役立てていくつもりです。
 学生たちが巣立っていく看護の現場は、医師からの指示により動くことが多い環境であるのは否めません。ただ、そこで「指示待ち」にならず、自由な発想で仕事の効率化を提案し、周囲に流されずに倫理的な判断を行い、且つ論理的に発言し、より質の高いケアを創造できる力が今後ますます求められます。これらの基盤になるのは「考える力」です。そのために大学の看護学教育で何ができるのか……新たなカリキュラムを検討する際に、GPS-Academicが示す客観的なデータは大いに参考になるでしょう。ここで得た知見を学部のIR活動に反映していくことが、岩手県立大学看護学部の独自性の追究にもつながっていくと考えています。

※1 ディプロマポリシー
※2 カリキュラムポリシー
※3 アドミッションポリシー

図C : 岩手県立大学 看護学部 教育課程検討委員会での作業の全体像(※大学より頂いた資料を基に一部編集)

図D : 教育評価システム(アセスメントポリシー)の構築について(※大学より頂いた資料を基に一部編集)

追手門学院大学

副学長/教授
福島 一政 先生

教務部 教育企画課
森田 学 先生

入学者の傾向把握だけでなく
学びへの動機づけにも活用したい

導入目的

学内ポートフォリオに表示する情報の一つとして
学生が成長実感を抱き、自身の関心や強みを把握するため
教員が学生の資質に気づき、成長を促すため

学内ポートフォリオの改良に向けて、新しい指標を求めていた

 追手門学院大学は入試改革の一環として「アサーティブプログラム」「アサーティブ入試」を実施しています。高校生と複数回に渡り面談を行い、大学で学ぶ意義を考え、学習に向かう意欲を高めたうえで選抜を行う入試です。この入試の検証のために、以前よりベネッセ i-キャリアの大学生基礎力レポート(アセスメントテスト)を受検させていました。また、この取り組みとは別に、授業の履修状況、成績、出欠情報を教職員と学生の双方が確認できるポートフォリオ「オイナビ」の開発も進めていました。
 この2つのツールを使い、中退の可能性がある学生群の洗い出しや、成績不振者の指導に役立てていたのですが、さらに一歩進めて、学生の学修成果をより把握しやすくし、学生自身が成長を実感できるシステムにしたいと考えました。
 そこで候補に挙がったのが、GPS-Academicでした。思考力というGPAとは別の視点から学修成果を測ることができ、PBL型授業との親和性が高いこと。加えて、大学生活の満足度や意欲を問うことが可能なアンケートがあること。また、大学独自の設問も設定可能なこと。特にこの3点が決め手となり、導入を決意しました。

学生の刺激になる効果的な見せ方を模索したい

 2018年度から全学部の新入生を対象に結果を活用することもあり、実施の面でも工夫を行っています。新入生オリエンテーションでの説明だけでなく、1年次のゼミを担当する各教員によるアナウンスや、職員が電話で補足の説明も行いました。結果として、約1,800名の学生が受検し、受検率は全体の97%を達成。上々の滑り出しだと言えます。今後は2~4年次の学生にも受検させる予定ですので、受検率を維持するため、学生への告知方法や実施の方法を含め、新たな施策を検討したいと考えています。
 加えて、GPS-Academicの受験結果は、設計を改良した学内ポートフォリオ「※オイナビ」へと搭載していく予定です。まだシステムは作成途中ですが、単にテストの結果を見せるのではなく、その学生の立ち位置がわかるような見せ方にしたいと思っています。今までは、単にGPAを提示しても、「1.5が低いのか、高いのかが、学生は判断がつかなかったからです。現状の「オイナビ」は、自分のGPAが学部・学科のどの位置にいるのかがわかるよう可視化しています。GPS-Aについても、自分がどのような立ち位置にいて、どこに強みがあるのかをわからせることが目的ですので、データの見せ方には工夫が必要だと思っています。 また、ポートフォリオにはGPS-Academicの結果以外に、GPA、SPI、課外活動の内容と教員のフィードバックなども載せる予定です。複数の角度から活動履歴や実績、成績の推移を見せることで、学生の気づきを増やしていきたいと思っています。
 本学は、すべての学部の学生に担当教員として「アカデミックアドバイザー」と呼ぶ専任教員をつけています。これまでも中退の予防や、成績不振の指導にあたっていましたが、今後はこの発展したポートフォリオを活用し、学生の成長により強く寄与する指導を行えるよう指導体制をつくっていければと思います。

※開発中の学内ポートフォリオ「オイナビ」のイメージ

ご活用事例(動画)

成蹊大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「アセスメントテスト GPS-Academic の導入目的と具体的活用について」

学長室総合企画課
宮坂 剛 様

講演内容

第3期認証評価を起点とした行動目標の策定
大学教育の内部質保証の実質化に向けて

千葉商科大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「GPS-Academic を用いたリモート面談の実施」

国際教養学部
久保 裕也 先生

講演内容

GPS-Academicを起点にした学生の4年間の学修サイクル構築
オンライン個別面談でのコミュニケーション活性化のために共通言語としてGPS-Academicを活用

高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「GPS-A データ分析結果から考える」

事務局 教学課
森本 圭祐 様

講演内容

分析を通じて退学防止と学生の成長のポイントを可視化
学修成果の可視化により、学内を巻き込んだ教学改善施策

明治大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「授業で育成した思考力の評価」

商学部 商学部長
出見世 信之 先生

講演内容

結果をもとに学生自身の学修計画立案への活用
データを経年変化で分析し、カリキュラムの改善へ繋げていく

駒澤大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「アセスメント・ポリシーによる検証体制の構築」

学長室 学長企画課 大学IR係
佐野 健太郎 様

講演内容

IR組織を軸にした、エビデンスに基づいた入試広報・検証体制の構築
APに対応したアセスメントポリシーの策定による入試分類別の特性分析

松本大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「『地域社会』が期待する『人材像』の育成・輩出に向けて 」

キャリアセンター
上條 直哉 様

講演内容

大学、企業、双方が期待する人物を共通軸で可視化する
アセスメント結果を元に地元企業と人材育成について議論

工学院大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「初年次思考力育成の事例~アセスメントとレポート評価を連携させた思考力育 成の取り組み~」

教育推進機構国際キャリア科 教授
キャリアデザインセンター 所長
教育開発センター 主幹
二上 武生 様

講演内容

表現教育により思考力の育成を目指す
授業とアセスメントの評価基準の共通化により学習到達指標を示す

九州大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「GPS-Academic を活用した『入試検証』の取り組み」

基幹教育院 / 共創学部 教授
三木 洋一郎 先生

講演内容

新設学部で求める力をGPS-Academicを用いて多面的に可視化
AP検証を通じたカリキュラム改善

北海学園大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「学生の振り返り・マッチングの機会としてのアセスメント活用について」

キャリア支援センター
村上 友基 様

講演内容

企業の人材ニーズをアセスメント評価項目で可視化
可視化された企業の人材ニーズを基にインターンシップと学内合説の取り組みを深化

東邦大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「東邦大学におけるGPS-Academic導入背景と活用状況等について」

学事統括部
真行寺 泰輔 様

講演内容

教学マネジメント体制とGPS-Academicの位置付けを明確化
認証評価を見据えた逆算型のスケジュール組みと学内体制の構築

広島女学院大学

2020年度 GPS-Academic活用オンライン研究会
~学生・大学への効果を最大化する活用方法を考える~

「CBT アセスメントの活用でコロナ禍でも
学生の気づきを創り出す初年次キャリア教育の一歩」

人間生活学部 教授
田頭 紀和 先生

講演内容

1年次キャリア教育のオンライン実践
アセスメント受検後の振り返りを深めることで目標設定を実現

北海学園大学

外部アセスメント活用オンラインセミナー
~大学におけるキャリア支援のアップデートにむけて~

キャリア支援センター
村上 友基 様

講演内容

対策機関から成長支援機関へのアップデート
「アセスメントデータ」を活用したキャリア支援

専修大学

外部アセスメント活用オンラインセミナー
~成績評価を起点とした教学マネジメントの可能性~

教務部教務課 IR担当
西山 慶太 様

講演内容

教学マネジメント指針からアセスメント設計へ
成績評価と外部アセスメントの接続

桜美林大学

外部アセスメント活用オンラインセミナー
~今どきの学生の傾向を考え、学生自ら動き出すために~

IR・アーカイブスセンター
鳥居 聖 部長

講演内容

主体的な学生を育成するためには
組織を動かすデータ活用について

アセスメント活用研究会(レポート)

「アセスメント活用研究会
~学生成長に寄与する学習成果の可視化をめざして~」

2018レポートはこちら
「アセスメント活用研究会
~学生成長に寄与する学習成果の可視化をめざして~」

2019レポートはこちら